西武鉄道では1969(昭和44)年の秩父線開通以来5000系「レッドアロー」による特急電車を運転していたが、新宿線での定期特急運転開始と5000系の置換に伴い、新形式特急車「ニューレッドアロー(NRA)」として1993(平成5)年より新製されたのが10000系である。
10000系は、飯能(西武新宿)寄からクハ10100+モハ10200+モハ10300+サハ10400+モハ10500+モハ10600+クハ10700と4M3Tによる7両編成である。「ゆとりとやすらぎの空間」をコンセプトに設計され、シートピッチは1,070mmと拡大し、6両編成5000系の総定員400名に対して7両編成で総定員406名となった。
車体は観光特急車としてふさわしく大きな側窓を配し、両端のクハの後位側には「NRA(NEW RED ARROW)」のロゴを掲げている。制御機器は101系、501系、5000系の廃車発生品を使用し、ブレーキ方式はHSC-D、台車もFS-372系を改造したFS-542B(M車)、FS-042(T車)を使用している。その他、SIV、CP、冷房装置は新品が使用された。1993〜96(平成5〜8)年に11編成77両が新製された。
2003(平成15)年3月12日ダイヤ改正における増発用として新製された第12編成(10112F)は、制御方式が抵抗制御からVVVFに変更され、ブレーキ方式はHRDA−1に、台車もFS-372(M車)、FS−072(T車)に変更された。また、前面の愛称表示器と側面の行先表示器がLED化され、パンタグラフはシングルアーム式となり、モハ10600形へは搭載されずに編成で2基となった。そのほか、座席の改良、サハ10412の空気清浄機大型化および屋根上への室外機取付けがなされている。新宿線で運用中。

10000系特急「ちちぶ」
2001年10月7日 保谷−ひばりヶ丘間にて

モハ10200形(10201〜10211)・モハ10500形(10501〜10511)
モハ10207 平成7.10新製
2003年5月11日 仏子駅にて

モハ10200形(10212)・モハ10500形(10512)
VVVF車で、パンタグラフもシングルアーム式に変更された。
モハ10212 平成15.3新製
2004年11月14日 南入曽にて

モハ10300形(10301〜10311)
モハ10307 平成7.10新製
2003年5月11日 仏子駅にて

モハ10300形(10312)
モハ10312 平成15.3新製
2004年11月14日 南入曽にて

モハ10600形(10601〜10611)
モハ10607 平成7.10新製
2003年5月11日 仏子駅にて
モハ10600形(10612)
準備中につき、しばらくお待ちください。

クハ10100形(10101〜10111)
クハ10109 平成8.8新製
2003年10月5日 横瀬車両基地にて

クハ10100形(10112)
最終増備車で、前面と側面の表示器が新製時よりLEDとなっている。
クハ10212 平成15.3新製
2004年11月14日 南入曽にて

クハ10700形(10701〜10711)
クハ10709 平成8.8新製
2003年10月5日 横瀬車両基地にて
クハ10700形(10712)
準備中につき、しばらくお待ちください。

サハ10400形(10401〜10411)
サハ10409 平成15.3新製
2003年10月5日 横瀬車両基地にて

サハ10400形(10412)
室外機が屋根上に取り付けられており、10401〜10411とは外観が異なる。
サハ10412 平成15.3新製
2004年11月14日 南入曽車両基地にて