神戸電鉄初の高性能車として、まず1次車4両が1960(昭和35)年に川崎車両で新製された。
1次車デ301〜304は、当時流行していた前面2枚窓で、片側2扉で扉間はクロスシートとなっていた。Mc-Mcの2両編成で、塗装はオレンジとシルバーグレーのツートンカラーを初めて採用し、以後永らく神戸電鉄の標準色となった。台車は近車製のシュリーレン台車KD-37である。
1962〜64(昭和37〜39)年に新製された2次車デ311〜316は、1次車と同性能ながら沿線の宅地化開発進展に伴って3扉ロングシート、前面貫通形となった。
デ301〜304は1971(昭和46)年にロングシート化された。また、1972・73(昭和47・48)年には全車ブレーキの改造が行われてSME-DからHSC-Dとなったほか、デ301〜304の3扉化も行われている。この時にデ301〜304はデ313〜316を中間に組み込んで4連2本となり、デ311-312が他車との増結用となった。
1987(昭和62)年以降は塗色変更も行われて活躍したが、冷房改造は施工されず、1993・94(平成5・6)年に全車廃車となって形式消滅した。

旧塗装時代のデ302他4連
デ302車両履歴 昭和35.8新製→昭和48.3HSC化・3扉化→平成6.8廃車
1981年8月4日 菊水山−鈴蘭台間にて