北条鉄道について
北条鉄道は、第1次特定地方交通線に選定されていた国鉄北条線(粟生−北条町間13.7km)の路線を引継ぎ、1985年4月1日に開業した。北条鉄道株式会社は開業に先立ち、1984(昭和59)年10月18日に設立している。
フラワ1985形
開業にあたって1985(昭和60)年に新製された富士重工製のレールバスで、形式は同鉄道のキャッチフレーズ“花と緑の生活路線”と開業年ににちなんでフラワ1985形となった。
当時富士重工で新製されていた第3セクター用のレールバスと同一仕様で、車体は全長12,500mm、車体幅2,800mmとなっている。登場時の塗色はアイボリーをベースとして、緑色とオレンジ色のラインを配し、北条の「北」をデザインした。客室内はロングシートで、定員は88(座席36)名。側窓は2段式となり、上段固定・下段横引式となっている。また、ワンマン運転に伴い、運賃箱、整理券発行機などを装備している。機関はバス用横形直噴式PE6H(180PS/2,200rpm)×1、液体変速機はSCAR0.91B、台車はFU30D及びFU30Tとなった。冷房装置はICPU-023(22,000kcal/h)である。
開業以来活躍していたが、老朽化に伴って1999(平成11)年にセミクロスシート車フラワ2000形フラワ2000-1が新製され、フラワ1985-2が2000(平成12)年1月に廃車となり、紀州鉄道に譲渡されてキテツ1となった。さらに2001(平成13)年にロングシートのフラワ2000-2が新製されてフラワ1985-3が廃車となって現在はフラワ1985-1のみが残っている。

フラワ1985形
フラワ1985-1
昭和60.1新製
1985年2月24日 北条町駅にて