元阪急610系で、1953〜56年(昭和28〜31)年に51系・1形といった木造車の機器を流用して建造された。改造名目であるが、車体は新製である。15m級の2扉車で、車体幅は標準車体に準ずる。610と660のみが前面非貫通である。610形(Mc)13両、630形(M)10両、660形(Tc)13両の計36両が建造されて宝塚線などで活躍した。636〜639は後にT車化され、669・670・672は運転台を撤去してT車化された。
1976(昭和51)年より1982(昭和57)年にかけて663を除く35両が能勢電に譲渡された。能勢電では636〜639の再電装なども行われ、320・500形と違って阪急時代の車番とは異なるものがあった。1992(平成4)年までに全車廃車となって形式消滅した。

非貫通の610他
1981年12月6日 川西能勢口−絹延橋間にて

610形621他
1981年12月6日 川西能勢口−絹延橋間にて

高架化前の川西能勢口付近を行く666他
1981年12月6日 川西能勢口−絹延橋間にて