ITRENINET 鉄道車両形式写真集

大井川鐵道オハ47形


概説

 元国鉄オハ47形およびオハ46形。
 国鉄オハ47形は戦前製客車の台枠利用によりオハネ17形、オシ16形が改造される際に、種車のTR23(一部はTR34)台車とスハ43形のTR47台車を交換して誕生した形式で、1961~69(昭和36~44)年に328両が改造された。番号については、1から付番されており、種車の番号とは関連性はない。TR23台車はスハ43へ履かせる際の改造によりTR23Fとなり、さらに軸受が円筒コロ軸受となったものはTR23Hとなった。種車の関係でTR34を履いたものは164・168・175・2200・2323の5両が存在した。
 4両が1966(昭和41)年にオハネ17形への電気暖房取付に際して再びTR47台車と交換されてスハ43形に復元された。また、30両が1966?74(昭和41?49)年に緩急車化改造されてオハフ46形となり、8両が1973?78(昭和48?53)年に北海道向けに改造されてオハ47形500番代となった。
 国鉄オハ46形は、スハ43形を基本として、鋼板屋根化、台枠をそのままに客室内張り合板の薄板化、自動連結器の材質変更などによって2t程度の軽量化を図ったもので、1955(昭和30)年に60両が製造された。一方、スハ43形においても昭和29年度1次発注以降の車両のうち160両が軽量化により自重32.09t以下の「オ級」に該当することから、番号はそのままにオハ46形に編入されることになった。このため、オハ46形として製造された車両(1?60)の後は、スハ43形からの編入車が374以降で飛び番号となっている。オハ46形として製造された車両から11両、スハ43形からの編入車9両が緩急車化されて、オハフ45形100・200番代となったほか、14両がスユニ50形に改造された。
 大井川鐵道では、蒸気機関車牽引列車用として、国鉄から購入したオハ35形やオハフ33形などが使用されていたが、国鉄分割・民営化前後にスハフ42形、オハ46形、オハ47形などを購入して増強が図られた。オハ46形はオハ47形に形式変更されて形式の統一化が図られている。また、電気暖房取付車の番号については、後にマイナス2000となっている。
 オハ47 81・380・398・512の4両が在籍しており、2014(平成26)年には「きかんしゃトーマス」運転に際して、スハ43系客車7両がオレンジ色に塗色変更されたが、オハ47形は4両全車が対象となった。

大井川鐵道オハ47 81

オハ47 81

元国鉄オハ47 2081。スハ43 140として製造されたが、台車交換によりTR23Fを履き、オハ47 81となり、その後電気暖房取付によりオハ47 2081となった。後に台車は円筒コロ軸受化でTR23Hとなっている。晩年は清水港線で使用されたが、1984(昭和59)年に同線の廃止により廃車となった。大井川鉄道には、1984(昭和59)年9月に竣工した。番号はそのままであったが、1992(平成4)年度にマイナス2000されてオハ47 81に改番された。
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スハ43 140 昭和27.34新製→オハ47 81 昭和38.3改造→オハ47 2081 昭和40.12改造→昭和59.5廃車→昭和59.9大井川鉄道オハ47 2081→オハ47 81平成4改番
2010年3月20日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハ47 81

2014(平成26)年に「きかんしゃトーマス」運転に際してオレンジ色に塗色変更され、客室内は各座席に「きかんしゃトーマス」のキャラクターを描いたヘッドカバーが用意された。形式番号は妻面に小さく表記されるのみとなってしまったが、大井川鐵道でTR23H台車を履く純然たるオハ47形は当車のみのため、容易に判別できる。
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2016年3月19日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハ47 380

オハ47 380

元国鉄オハ46 380。1954(昭和29)年にスハ43 380として製造されたが、軽量化により自重が「オ級」であることから1956(昭和31)年にオハ46形に編入された。国鉄では晩年に福知山に配置されていたが、国鉄分割・民営化直前の1987(昭和62)2月に廃車となり、大井川鉄道に譲渡されてオハ47形に編入され、塗色はぶどう色となった。窓枠は木枠のままである。
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スハ43 380 昭和29.5新製→オハ46 380 昭和31.2改番→昭和62.2廃車→大井川鐵道オハ47 380 平成2.3竣工
2007年3月15日 新金谷車両区にて

大井川鐵道オハ47 398

オハ47 398

元国鉄オハ46 398。1954(昭和29)年にスハ43 398として製造されたが、こちらも自重が軽いため1956(昭和31)年にオハ46形に編入された。国鉄での最終配置は米子で、1987(昭和62)3月に廃車となり、大井川鉄道に譲渡されてオハ47形に編入された。塗色は国鉄末期にぶどう色2号に改められた。窓枠はアルミサッシ。
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スハ43 398 昭和29.5新製→オハ46 398 昭和31.2改番→昭和62.2廃車→大井川鐵道オハ47 398 平成2.3竣工
2010年3月20日 千頭駅にて

大井川鐵道オハ47 398

2014(平成26)年にオレンジ色に塗色変更された。
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2016年3月19日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハ47 512

オハ47 512

元国鉄オハ46 512。1954(昭和29)年にスハ43 512として製造されたが、自重が軽いため1956(昭和31)年にオハ46形に編入された。。国鉄での最終配置は米子で、1987(昭和62)2月に廃車となり、大井川鉄道に譲渡されてオハ47形に編入された。窓枠は木枠のまま。なお、国鉄ではオハ47形を北海道向けに改造したオハ47形500番代があったが、8両しか改造されなかったため、当車とは番号は重複していない。
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スハ43 512 昭和29.9新製→オハ46 512 昭和31.3改番→昭和62.3廃車→大井川鐵道オハ47 512 平成2.3竣工
2014年3月1日 新金谷駅にて

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