117系は、東海道本線・山陽本線で使用されていた新快速用153系急行形直流電車の老朽化に伴い、1979(昭和54)年に登場した。特に京阪間では並行する阪急電鉄、京阪電気鉄道が特別料金不要で転換クロスシートを装備した特急車を運転していたため、国鉄でもそれに対抗するべく、近郊形ではあるが、転換クロスシートの2扉車として新製された。台車は特急・急行形と同様のDT32H、TR69Kを装備し、冷房装置はもちろん、室内換気装置も備えている。分割・併合に備えて自動連結開放装置を取付け、車体は全面非貫通、塗装はクリーム色1号にぶどう色2号の帯を巻くなど、これまでの国鉄電車のイメージを大きく変えた車両となり、「シティライナー」の愛称が付けられた。まず1979・80(昭和54・55)年に126両が新製されて宮原に配置、その後1982(昭和57)年には54両が名古屋地区にも投入され、大垣に配置されて「東海ライナー」の愛称とともに活躍を開始した。
その後1986(昭和61)年11月ダイヤ改正時に京阪神地区の新快速運転区間拡大と名古屋地区の単編成化(6両→4両)に伴って、ボルスタレス台車(DT50C・TR235B)、一段下降窓を採用した100・200番代36両が増備された。
モハ117形100番代は京阪神地区用に増備された100番代のM車で、1986(昭和61)年に6両が新製された。定員は136(座席72)名。
このうちモハ117-102・104・106の3両は1999・2000(平成11・12)年に霜取り用にパンタグラフを1基増設したもので、冬期に草津線などで運用される。

モハ117形100番代(パンタグラフ増設車)
モハ117-102(大ミハ)
昭和61.8新製→平成11.8パンタグラフ増設
2003年7月19日 京都駅にて