214系特急形寝台客車|スハネフ15形
14系15形のB寝台緩急車で、オハネ15形とともに1978(昭和53)年に21両が新製された。
車体は24系のオハネフ25形200番代に準じているが、分散電源方式のため、床下に電源装置としてDMF15HS-G機関(230PS/1800rpm)とDM82形発電機(180kVA)を組み合せて搭載している。台車はスハネフ14形と同様にTR217D、定員32名である。冷房装置は屋根上にAU77を2基搭載する。塗装は青色20号をベースに、24系25形と同様にステンレスの飾り帯を配しているが、後位側裾部分は短くなった。
他車への改造はなく、JR西日本と九州に承継されて活躍、2009(平成21)年2月時点ではJR九州に1・2・20・21の4両が在籍し、寝台特急「富士」・「はやぶさ」に使用されたが、同年3月14日ダイヤ改正における同列車の廃止により定期運用はなくなり、2010(平成22)年までに廃車となって形式消滅した。
スハネフ15 1~21
写真は通路側を示す。
後位側妻部の窓が黒Hゴム化されているものの、ステンレスの飾り帯のままで比較的原形に近い姿である。
スハネフ15 2(熊クマ)
スハネフ15 2 1978.7新製→2010.11廃車
2005年8月13日 沼津駅にて
JR九州で更新工事が行われたもので、白帯化されて車号にハイホンが加えられている。車体裾部の白帯は貫通路手前まで回り込んでいる。
スハネフ15 1(熊クマ)
1978.7新製→2009.12廃車
2006年8月16日 沼津駅にて