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クモハ84形直流電車


概説

 1988(昭和63)年3月の本四備讃線開通に伴って、宇野線は運行系統が大きく変わることになり、茶屋町-宇野間の区間運転用として輸送実態に見合った車両が必要となった。
 そこで余剰となっていた旧性能荷物電車のクモニ83形を旅客化改造することになり、1988(昭和63)年にクモニ83005・83026・83027を種車として、幡生工場でクモハ84001~84003の3両が改造された。
 種車のクモニ83形は、モハ72・クモハ73形(旧モハ63形)を1967~75(昭和42~50)年に荷物電車化したもので、普通屋根の0番代と低屋根の800番代とがあった。1986(昭和61)年11月ダイヤ改正における荷物輸送廃止により用途を失ったが、JR西日本に承継された車両のうち3両が上述のように旅客用車両としての復帰を果たした。
 クモハ84形への改造にあたり、種車の車掌室、便所、貴重品棚、荷物室を撤去してオールロングシートの客室とし、側出入口は種車の構体を生かして片側 2ヵ所の両開き扉を設けた。そのため、非対称な配置となっている。窓は種車の構体を生かして上段下降、下段上昇式のユニット窓を設けている。冷房装置は取付けられていない。
 塗装は黄色6号をベースに213系近郊形直流電車に準じた青26号と青23号の帯を配し、前面はV字型としている。
 ぎ装については、旅客電車としての各種機器、保安装置の新設がなされている。台車はDT13、主電動機はMT40、定員136(座席58)名。パンタグラフはPS13・PS23からPS16に変更された。
 岡山に配置され、荷物電車から旅客電車への再改造という異色の経歴を持つ釣掛電車として注目されたが、1996(平成8)年に全車廃車となって形式消滅した。
クモハ84003

クモハ84001~84003

クモハ84003(岡オカ)拡大画像を見る
モハ63235 昭和22.2新製→モハ73227 昭和27.8更新修繕I→昭和46.11更新修繕II→クモニ83027 昭和50.3改造→クモハ84003 昭和63.2改造→平成8.3廃車
1989年1月2日 宇野駅にて

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