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811系近郊形交流電車


0番代

 国鉄分割・民営化後、JR九州においては415系1500番代の製造は継続されなかったが、421系の置換用として1989(平成元)年より近郊形電車の新製が行われることになり、登場したのが本系列である。
 省エネルギーおよび省力化、輸送力の向上と接客設備の改善、サービス改善を設計の基本方針としている。
 車体は軽量ステンレス構造、側出入口は両開きのものを片側3か所に設置しており、415系1500番代の流れを汲むが、車体幅は50mm拡大されて2,950mmとなり、前面は耐候性鋼版を用いて傾斜角を付け、斬新なデザインとなった。貫通形であるがホロ取付枠は省略されている。側面には赤と青の帯を交互に配している。
 客室内は車端部の固定部分を除き転換クロスシートとなり、車体を415系1500番代の寸法に合わせたため窓割りとシートピッチが合っていない。モケット色は「サンシャインブルー」と「レイニーパープル」に分けられている。蛍光灯はカバー付きで、冷房装置は集中式のAU403K、吹出口はラインフロー式である。
 制御装置はサイリスタ位相制御で、主電動機は直巻整流子電動機MT61QA(150kW)。台車は415系1500番代のものを基本としたボルスタレス式のDT50QA(電動車)・TR235QA(制御車・付随車)で、ヨーダンバを装備する。
 Tc'TMM'cの4両編成で、当初は閑散時にT車を抜いての3両編成での運転や、将来的に2両編成の付属編成の製作も考慮されていたようであるが、実現には至らなかった。
 1992(平成4)年までに4両編成17本68両が新製され、南福岡に配置された。このうちP11編成はテーマパーク「スペースワールド」のPR車両として落成し、車内外が一般車と異なり、車体帯は青色、車内については宇宙をイメージしたものとなった。当初は快速「スペースワールド号」として運用されたが、後に名称が消滅している。また、外装も1996(平成8)年に一般車と同じ帯色に変更されたが、客室内はそのままである。
 2002(平成14)年以降先頭車のスカートは強化型に変更されたほか、2004(平成16)年からは客室内の吊り手が増設されている。2006(平成18)年からは車外スピーカも取付けられている。
 なお、P2編成は2004(平成14)年に事故により廃車となっている。

クモハ810-12

クモハ810-1~17

パンタグラフ(PS101QB)1基を持つ奇数向(八代方)の制御電動車(M'c)で、主変圧器(TM401K)、主整流器(RS401K)を搭載する。定員124(座席48)名。
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平成2.10新製
2010年5月28日 鳥栖駅にて

モハ811-7

モハ811-1~17

中間電動車(M)で、主変圧器(TM401K)、主整流器(RS401K)を搭載する。定員136(座席56)名。写真は2・4位側を示す。
モハ811-7(北ミフ)拡大画像を見る
平成2.1新製
2010年5月26日 門司港駅にて

モハ811-6

写真は1・3位側を示す。
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平成2.1新製
2010年5月28日 鳥栖駅にて

クハ810-7

クハ810-1~17

偶数向(門司港方)の制御車(Tc')。便所付で定員118(座席44)名。SIVとCPを装備する。
クハ810-7(北ミフ)拡大画像を見る
平成2.1新製
2010年5月26日 門司港駅にて

サハ811-7

サハ811-1~17

付随車(T)。定員136(座席56)名。写真は2・4位側を示す。
サハ811-7(北ミフ)拡大画像を見る
平成2.1新製
2010年5月26日 門司港駅にて

サハ811-6
写真は1・3位側を示す。
サハ811-6(北ミフ)拡大画像を見る
平成2.1新製
2010年5月28日 鳥栖駅にて
 

100番代

 1992(平成4)年7月ダイヤ改正に合わせて投入されたマイナーチェンジ車で、1993(平成5)年までに11編成が新製された。
 扉付近と座席部を区分していた仕切り板は廃止、扉側の座席が固定化された。これにより各車8~9名の立席定員が増加した。また、扉付近の吊手が増設された。
 P105・106編成の付随車は団体・臨時列車用としての運用を考慮して便所が設置され、200番代(201・202)に区分された。P107編成以降は従来と同じ組成に戻ったが、サハ811-105・106は欠番とされ、P107編成の付随車はサハ811-107となって編成番号と車両番号が合う形になった。
 先頭車のスカート変更、客室内の吊り手増設、車外スピーカの取付などの改造が0番代と同様に行われている。

クモハ810-110

クモハ810-101~111

パンタグラフ(PS101QB)1基を持つ奇数向(八代方)の制御電動車(M'c)で、主変圧器(TM401K)、主整流器(RS401K)を搭載する。定員は133(座席48)名に増加した。
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平成5.2新製
2010年5月28日 鳥栖駅にて

モハ811-106

モハ811-101~111

中間電動車(M)で、主変圧器(TM401K)、主整流器(RS401K)を搭載する。定員141(座席56)名に増加。
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平成4.4新製
2010年5月26日 門司港駅にて

クハ810-102

クハ810-101~111

偶数向(門司港方)の制御車(Tc')。便所付で定員は131(座席44)名に増加した。SIVとCPを装備する。
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平成4.4製
2010年5月26日 門司港駅にて

サハ811-102

サハ811-101~104・107~111

付随車(T)。定員141(座席56)名に増加。105・106は欠番。
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平成4.4新製
2010年5月26日 門司港駅にて

サハ811-202

サハ811-201・202

団体臨時列車での運用を考慮してP105・106編成に連結される便所付の付随車。定員140(座席52)名。
サハ811-202(北ミフ)拡大画像を見る
平成4.4新製
2010年5月26日 門司港駅にて

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