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クモハ125形近郊形直流電車


概説

 JR西日本では、2003(平成15)年3月15日の小浜線電化開業に伴って新型電車を投入することになり、2002(平成14)年にクモハ125-1~8の8両が川崎重工業で製造された。
 すでに同社のアーバンネットワークで活躍している223系を基本とし、地方線区の輸送量に見合うよう1M方式の両運転台形としている。台車は電動台車のWDT59Aと付随台車のWTR243Bとし、主電動機は220kwの3相かご型誘導電動機、制御装置はPWMインバータ制御方式となっている。補助電源装置は120kVAのSIVを2台装備している。冷房装置はWAU705A。
 車体は223系と同様のステンレス製で、扉は片側2ヵ所であるが、中央部には将来の扉増設に備えて準備工事がなされている。ワンマン運転を行うため、客室内には整理券発行機、運賃表示器、運賃箱が設けられ、車体側面には乗降口表示器が取り付けられている。座席は片側2人掛と1人掛の転換クロスシートが通路を挟んで配置され、車端部は前位側がロングシート、後位側には便所と車椅子スペースが設けられた。定員は114(座席31)名。
 集電装置は後位側にシングルアーム式パンタグラフを1基搭載、7・8は霜取り用に前位側にもう1基搭載している。
 福知山に配置され(後に敦賀に転属)、小浜線敦賀-東舞鶴間を中心に運用を開始したが、着席率の向上を図るため2003(平成15)年11月から2004(平成16)年1月までに座席を増設して46席とする改造が行われている。
 2004(平成16)年12月19日電化開業の加古川線にも2次車としてクモハ125-9~12の4両が増備され、加古川に配置された。加古川線用の増備車はスカートが強化型に、冷房装置はオゾン破壊係数0の冷媒を使用したWAU705Bに、窓ガラスのクリーンガラス化などの変更がなされている。11・12は霜取り用のパンタグラフも搭載している。
 2006(平成18)年9月24日に北陸本線長浜-敦賀間、湖西線永原-近江塩津間が交流電化から直流電化に変更されたが、これに伴い10月21日にダイヤ改正が行われ、3次車として雲は125-13〜18が増備されて敦賀に配置された。このうちクモハ125-16〜18は霜取り用パンタグラフも搭載している。

クモハ125-7

クモハ125-1~18

写真は3次車。3・1位側を示す。
クモハ125-14(金ツル)拡大画像を見る
2006.9新製
2023年11月25日 敦賀駅にて

クモハ125-7

7・8、11・12・16〜18は霜取り用パンタグラフを搭載している。
クモハ125-7(福フチ)拡大画像を見る
2002.12新製
2003年7月19日 敦賀駅にて

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