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701系通勤形交流電車|0番代


概説

 秋田地区用として、1993(平成5)年にMcM'cの2両編成25本、McTT'cの3両編成13本の計89両が川崎重工および土崎工場で製造された。
 車体は209系通勤形直流電車で採用された川崎重工の2シート工法による軽量ステンレス製構体で、前面は切妻構造の貫通形で周囲はFRPのオオイとなっている。側出入口は押しボタン式半自動対応の1,300mm幅両開き扉で片側3ヵ所に設置、運用線区のホーム高さの関係上、ステップ(高さ970mm)を有する。側窓は扉間を4連、車端部は1枚窓としたユニットサッシで、4連中央の2個のみ上段下降式である。熱線吸収ガラスを採用したためブラインドは省略されている。客室内も209系を基本とし、ソデ仕切を大型としたロングシートで、運転室背面と妻部を除きFRP製、妻面扉は乗客の車両間移動を容易にするため両開き1,200mm幅となっている。天井風道についてもFRP製で、風道部、冷風吹出部、天井灯部まで一体型である。便所はT'c車の3位側に洋式タイプのものが設置されている。なお、2両編成はワンマン運転対応とし、運賃箱、整理券発行機、自動包装装置、運賃表示器のほか、側出入口には開閉予告チャイム装置、車体側面2ヵ所に車外スピーカが設置されている。車体帯は側面から前面に薄いピンク(後に濃いピンクに変更)、前面にはピンク色の上に赤紫の帯を巻いている。冷房装置は屋根上にAU710A(38,000 kcal/h)を1基搭載する。乗務員室は低床の半室構造で、上下二分割の扉を仕切に設け、貫通路として使用する際は運転室は完全に仕切られる。便所はT'c車の3位側に設置されており、向かい側は車椅子スペースとなっている。パンタグラフはMc車の後位側に下枠交差式のPS104(登場時)を搭載している。
 制御方式はパワートランジスタ (PTr) 素子によるVVVFインバータ制御で、主電動機は新設計のかご形三相誘導電動機MT65(125 kW) を搭載する。0番代においては補助電源装置はMGとなっている。ブレーキ方式は発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、耐雪ブレーキおよび直通予備ブレーキを装備している。
 N36~38編成のT'c車(クハ700-37~38)は、2000(平成12)年にセミクロスシート化改造およびパンタグラフのシングルアーム化(PS106、2008年にPS109に再換装)が施工され、秋田-新庄間で限定運用されている。 他の編成については2005(平成17)年以降、パンタグラフのPS109化が進められた。
 2007(平成19)年より雪害対策として、強化形スカートへの変更が行われている。
 2009(平成21)年より機器更新が開始され、主変換装置および主変圧器の更新、ブレーキ制御装置の交換、発電ブレーキの回生ブレーキ化が行われ、これに伴い屋根上の発電ブレーキ用のブレーキ抵抗器が撤去された。また、行先表示器のLED化も行われており、機器更新と同時に行われているケースも多い。
 秋田(新製時は南秋田)に配置され、奥羽本線および羽越本線を中心に運用されている。

クモハ701-1

クモハ701-1~38

制御電動車(Mc)で、青森方に連結される。床下に主変換装置(CI 1)、主変圧器(TM26)などを搭載する。補助電源装置は電動発電機(MG)。屋根上には前位寄りに発電ブレーキ用のブレーキ抵抗器と、後位寄りにパンタグラフのほか特高圧機器類を搭載する。台車はDT61A。定員135(座席54)名。
写真は後年の改造後のもので、パンタグラフはシングルアーム化(PS109)、スカートが強化形となり、機器更新により主変換装置はIGBTのCI19に、主変圧器はTM32に変更、回生ブレーキへの変更に伴い、屋根上のブレーキ抵抗器が撤去されている。
1〜13は非ワンマン車で、車外スピーカは準備工事のみとなっている。
クモハ701-1(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.3新製→平成--.--機器更新
2016年11月6日 秋田駅にて

クモハ701-20

2両編成の14〜38はワンマン対応車で、外観上では出入口表示器と車外スピーカが目立つ。
クモハ701-20(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.5新製→平成23.12機器更新
2013年8月24日 大館駅にて

クハ700-1

クハ700-1~38

制御車(T'c)で、酒田、新庄方に連結される。空気圧縮機(CP)を搭載する。台車はTR246A。定員133(座席48)名。
クハ700-1(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.3新製
2016年11月6日 秋田駅にて

クハ700-14

2両編成の14〜38はワンマン対応車。このうちN36〜38編成のクハ700-36〜38は2000(平成12)年にセミクロスシート化され、同編成は秋田-新庄間の限定運用となっている。
クハ700-14(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.3新製
2016年11月5日 秋田駅にて

サハ701-1

サハ701-1~13

3両編成の編成中間に連結される付随車(T)で、定員146(座席60)名。台車はTR246A。
サハ701-1(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.3新製
2016年11月6日 秋田駅にて

サハ701-5

1・3位側を示す。
サハ701-5(秋アキ)拡大画像を見る
平成5.3新製
2013年8月24日 大館駅にて

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