485系特急形交直流電車|「リゾートエクスプレスゆう」
概説(登場時)
クモロ485-2
奇数向(青森方)の制御電動車(Msc)で、6号車に連結される。モロ484-2とユニットを組む。サロ189-5を種車としている。3位側に洗面所と小便所、4位側に洋式便所を設置している。定員は登場時21名で、お座敷車化改造後は20名。運転室後部の片側4人掛けの展望室は欧風電車時代と変わらない。冷房装置はAU711を2基搭載。台車はDT54D。
クモロ485-2(水カツ)
サロ189-5 1975.6新製→クモロ485-2 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2012年3月10日 いわき駅にて
11・3位側を示す。
クモロ485-2(水カツ)
2016年7月17日 八王子駅にて
モロ485-1
3号車に連結される中間電動車(Ms)で、モロ484-3とユニットを組む。種車はサロ189-6、写真手前4位側は多目的室で、3位側に業務室を有する。登場時の定員は33名で、お座敷車化改造後は28名となった。
モロ485-1(水カツ)
サロ189-6 1975.6新製→モロ485-1 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2015年5月4日 銚子駅にて
1・3位側を示す。
モロ485-1(水カツ)
2008年1月5日 勝田駅にて
モロ484-2・3
5・2号車に連結される中間電動車(M's)。種車はサロ189-7・8。パンタグラフ(PS26系)および主変圧器、主整流器などの交流機器を搭載する。パンタグラフ取付部は低屋根となっており、中央本線の小断面トンネル区間にも乗入れ可能である。登場時の定員は39名で、お座敷車化改造後は32名となった。
モロ484-2(水カツ)
サロ189-7 1975.7新製→モロ484-2 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2012年3月10日 いわき駅にて
モロ484-3は戸袋部分の塗り分けがモロ484-2と異なる程度である。
モロ484-3(水カツ)
サロ189-8 1975.11新製→モロ484-3 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2015年5月4日 銚子駅にて
1・3位側を示す。
モロ484-2(水カツ)
2016年7月17日 八王子駅にて
モロ484-3の
1・3位側を示す。
モロ484-3(水カツ)
2016年7月17日 八王子駅にて
クロ484-2
1号車に連結される偶数向き(上野方)の制御車で、車体や客室内の設備等は奇数向きの6号車クモロ485-2に準じ、3位側に洗面所と小便所、4位側に洋式便所を設置している。種車はサロ183-1008。定員は登場時21名で、お座敷車化改造後は20名。MG・CPを搭載し、台車はTR69Hとなっている。
クロ484-2(水カツ)
サロ183-1008 1976.1新製→クロ484-2 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2015年5月4日 銚子駅にて
2・4位側を示す。
クロ484-2(水カツ)
2008年1月5日 勝田駅にて
サロ485-1
4号車に連結される付随車のイベント車(Ts)で、種車はサロ481-1002。全体をフリースペースとして、前位側はハイデッカー構造のドーム展望室として10席のリクライニングシートと折りたたみ式のサイドテーブルを設置。照明設備は足元のみとして夜空を眺めながらのムードある旅を演出できるようにしている。イベントフロアにはバーカウンタ、AVコントロールステーション、スクリーンを設置。両壁に5席ずつの折りたたみ式椅子を取付けている。
お座敷車化改造後も、このイベント車については従来のままとなった。
写真は4・2位側を示す。
サロ485-1(水カツ)
サロ481-1002 1976.2新製→サロ485-1 1991.3改造→1998.9お座敷車化改造→2018.9廃車
2016年7月17日 八王子駅にて