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485系特急形交直流電車|「やまなみ」


概説

 JR東日本高崎支社の客車ジョイフルトレイン「くつろぎ」(12系)の置換用として、1999(平成11)年に485系特急形交直流電車を改造したお座敷電車である。
 先に登場したジョイフルトレイン「華」を基本として、広範囲な運用区間に対応すべく中央線の狭小トンネルに対応した交直流電車としている。
 2M2Tの4両編成で、上野方からクロ484-6-モロ484-10-モロ485-8-クロ485-4となっている。
 車体は掘りごたつ式に対応したハイデッカー構造、前面は幕張に所属する「ニューなのはな」と同様となっている。出入口は各車1ヵ所で、制御車の前位寄りにソファーを設けた展望室を設置、中間電動車にはMs車に休憩室、M's車にミーティングルームが設けられている。その他の客室内は掘りごたつ式の畳敷きで、通路側窓下に蓋が上方に開く荷物収納ボックスが設けられている。各車にカラオケ装置とカラオケ用モニタテレビが設置されている。
 新前橋(のち高崎に改称)に配置され、1999(平成11)年6月より主に団臨用として活躍していたが、2010(平成22)年に運転終了し、中間車は「リゾートやまどり」用に再改造、先頭車は盛岡支社のジョイフルトレインに転用されることになった。

モロ485-8

モロ485-8

3号車に連結されるMs車で、制御装置(CS15F)を装備。定員28名。冷房装置はAU714を2基搭載している。
モロ485-8(高タカ)拡大画像を見る
モハ485-58 1972.2新製→モロ485-8 1999.3改造
2006年7月23日 安食駅にて

モロ484-10

モロ484-10

2号車に連結されるM's車。台車はDT32E、定員24名。パンタグラフ(PS26-I)を屋根上に1基装備し、取付部分は低屋根となっている。冷房装置はAU714とNAU183を各1基搭載している。
モロ484-10(高タカ)拡大画像を見る
モハ484-58 1972.2新製→モロ484-10 1999.3改造
2006年7月23日 安食駅にて

 

クロ485-4

クロ485-4

4号車に連結されるTsc車で、床下に160kVAのMGを搭載。定員24名。
クロ485-4(高タカ)拡大画像を見る
クハ481-40 1971.3新製→クロ484-6 1999.3改造
2006年7月23日 安食駅にて

クロ484-6

クロ484-6

1号車に連結されるT'sc車で、床下に160kVAのMGを搭載。台車はTR69H、定員24名。冷房装置はAU714を2基搭載している。
クロ484-6(高タカ)拡大画像を見る
クハ481-34 1969.7新製→クロ484-6 1999.3改造
2006年7月23日 安食駅にて

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