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419系近郊形交直流電車

 1985(昭和60)年3月14日ダイヤ改正において北陸本線の普通客車列車を電車化することになり、583系を近郊形電車に改造したものである。
 形式はクモハ419形(モハネ583形の先頭車化改造車)、モハ418形(モハネ582形改造)、クハ419形(クハネ581形改造)、クハ418形(サハネ581形の先頭車化改造車)の4形式となり、McM´Tc´編成9本、McM´Tc編成6本の計45両が1984・85(昭和59・60)年に小倉・松任・盛岡の各工場で改造された。
 九州地区で使用されている715系0番代を基本とし、同時期に改造を行った715系1000番代と同様に耐寒耐雪構造となっており、戸閉めシステムを変更して自動・半自動の選択を可能としている。
 車体は側出入口を増設して片側2ヵ所とし、出入台付近には冬季の風侵入防止のため風防板が取付けられた。運転台の新設については、クハ715形100番代と同様の切妻形の運転台ユニットを製作して、種車の切断部分に接合している。座席は中央にクロスシートを残して、車端部はロングシートとした。上・中段寝台はそのまま残っているが、寝台小窓は715系1000番代と同様に改造当初から埋められている。
 電気機器については交直流電車のため基本的には種車のものを踏襲している。台車は近郊形化に伴って電動台車の歯数比を3.5から5.6に変更している。
 塗装は改造時は赤色2号にクリーム10号の帯であった。改造当初一部の車両を除いて特別保全工事を施工、その後、1988〜90(昭和63〜平成2)年に延命N・NA工事を行い、同時に塗装をオイスターホワイトにライトコバルトブルーの帯に変更した。  改造当時は金沢に配置されていたが、1996(平成8)年3月改正以降福井地域鉄道部敦賀派出に配置され、北陸本線・湖西線で運用されている。

クモハ419-5

クモハ419-1〜15

 419系の制御電動車(Mc)で、モハネ583-19・36・41・42・54・55・69・72・76・22・32・40・44・49・51を種車としている。種車の前位側便・洗面所部分が切断されて運転台と出入台を新設。台車はDT32K、定員110(座席66)名。
クモハ419-5(金フイ)
モハネ583-54 昭和45.2新製→クモハ419-5 昭和59.12改造
2003年7月19日 敦賀駅にて

モハ418-12

モハ418-1〜15

 419系の中間電動車(M´)で、モハネ5823-19・36・41・42・54・55・69・72・76・22・32・40・44・49・51を種車としている。パンタグラフは1基(PS16H)となった。冷房装置は屋根上にAU15を4基と床置形のAU41を3基搭載している。台車はDT32K、定員は118(座席66)名。
モハ418-12(金サワ)
モハネ582-40 昭和43.9新製→モハ418-12 昭和60.2改造
1989年2月24日 富山駅にて

クハ418-7

クハ418-1〜9

 偶数向き制御車(Tc´)で、サハネ581-51・28・34・10・35・9・45・12・22を種車としている。種車の後位側に運転台ユニットが取付けられたため、出入台は2ヵ所とも新設されている。床下には110kVAのMGとCPを搭載した。台車はTR69D、定員は84(座席54)名。クハ418-4・6は種車の関係から通風器が千鳥配列となっている。
クハ418-7(金フイ)
サハネ581-45 昭和45.6新製→クハ418-7 昭和59.11改造
2002年12月22日 敦賀駅にて

クハ419-2

クハ419-1〜6

 偶数向き制御車(Tc)で、クハネ581-13・12・27・15・21・11を種車としている。台車はDT32K、定員は70(座席44)名。JR発足後も写真のようにJNRマークが残されている車両もあったが、順次取外された。
クハ419-2(金サワ)
クハネ581-12 昭和43.8新製→クハ419-2 昭和59.12改造
1989年2月24日 富山駅にて

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