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211系近郊形直流電車|3000番代


概説

 211系近郊形直流電車の寒地向けロングシート車で、1985~91(昭和60~平成3)年に310両が新製された。
 寒地向けセミクロスシート車1000番代と同様にMcM'TTT'cの5両編成を基本とし、寒地向け仕様として先頭台車への雪カキ器取付、耐雪ブレーキ設置、側扉半自動回路の設置、レールヒータ取付等がなされている。
 本グループはJR東日本にのみ在籍し、2006(平成18)年3月31日現在では全車とも高崎に配置されていたが、東北・高崎線へのグリーン車連結による編成変更により、一部のT車が運用を離脱して2006(平成18)年より廃車が発生した。また、房総地区の 113系置換のため、本グループから70両が幕張に転属となった。
 その後長野地区への転用が決まり、2013・14(平成25・26)年に幕張から3両編成14本の42両、高崎から3両編成11本の33両、計75両が長野に転属することになり、耐寒・耐雪構造強化、スカートの強化型への取替、パンタグラフはシングルアーム化(2個パンタ車は前位寄り1基を撤去)が行われた。

クモハ211-3028

クモハ211-3001~3062

3000番代の奇数向制御電動車(Mc)で、パンタグラフ(PS21)を1基装備し、制御装置、励磁装置、主抵抗器などを床下に搭載する。冷房装置はAU75G、台車はDT50B。定員142(座席50)名。3022までは国鉄時代に、それ以降はJR東日本発足後新製された。
クモハ211-3028(高タカ)拡大画像を見る
昭和63.4新製
2007年2月17日 高崎車両センター籠原派出所にて

クモハ211-3021

写真は1・3位側を示す。主抵抗器が並んでいる。
クモハ211-3021(高タカ)拡大画像を見る
昭和61.4新製
2008年9月15日 籠原駅にて

クモハ211-3031

パンタグラフ増設車(高崎地区)

下記の幕張所属車に続いて、高崎地区の車両においても、パンタグラフを増設した車両が2008(平成20)年より登場したが、こちらは2基ともシングルアーム式に統一されている。また、JR東日本に移行後新製された3023以降は、主抵抗器の構成が変更されている。
クモハ211-3031(高タカ)拡大画像を見る
昭和63.12新製→平成21.1パンタグラフ増設・シングルアーム化
2010年3月13日 井野駅にて

クモハ211-3043

パンタグラフ増設車(房総地区)

幕張への転属は2006(平成18)年度から開始されたが、2007(平成19)年には前位寄りに201系の廃車発生品のシングルアームパンタグラフ(PS35C)を増設した車両が登場した。これらは霜取対策ではなく、離線時に起こるアーク対策とのことである。
なお、幕張の211系については、2012(平成24)年より長野などへの転出が開始された。
クモハ211-3043(千マリ)拡大画像を見る
平成1.9新製→平成19.12パンタグラフ増設
2012年10月14日 佐倉駅にて

クモハ211-3030

パンタグラフ換装車

高崎地区の車両において、パンタグラフを増設した車両が2008(平成20)年より登場したが、こちらは後位側のパンタグラフのみシングルアーム式に換装したものである。
クモハ211-3030(高タカ)拡大画像を見る
昭和63.12新製→平成21.8パンタグラフシングルアーム化
2012年12月2日 大宮駅にて

クモハ211-3041

長野地区転用車

写真は高崎からの転属車。スカートは強化型に取替られた。前位寄り台車には、円筒形の砂撒き器(ミュージェット)が取付けられた。
クモハ211-3017(長ナノ)拡大画像を見る
昭和61.5新製→平成26.8 長野転用改造
2017年4月1日 上諏訪駅にて

クモハ211-3041

写真は幕張からの転属車。前位寄りに増設されていたパンタグラフは撤去、後位側パンタグラフはシングルアーム化、スカートは強化型に取替られた。4位側床下に設置されている主断路器等を収めた箱が2個パンタ用のままで、オリジナルとは異なっている。なお、長野地区には元高崎車と幕張車がいるが、側出入口の押しボタンなどに差異が見られる。
クモハ211-3039(長ナノ)拡大画像を見る
平成1.8新製→平成25.10 長野転用改造
2017年4月8日 上諏訪駅にて

クモハ211-3041

高崎地区リニューアル車

2016(平成28)年から高崎地区用にリニューアル改造された車両。長野地区転用車と同様にスカートが強化型に取り替えられ、前位寄り台車にはミュージェットが取付けられた。客室内は。側出入口の足元にすべり止めが設置された。
クモハ211-3052(高タカ)拡大画像を見る
平成2.4新製→平成28.9 リニューアル改造
2016年9月24日 井野駅にて

モハ210-3005

モハ210-3001~3062

クモハ211-3001~とユニットを組む中間電動車で190kVA MG・CPを搭載している。定員156(座席64)名。
モハ210-3005(高タカ)拡大画像を見る
昭和61.2新製
2007年2月17日 籠原駅にて

モハ210-3014

写真は2・4位側を示す。
モハ210-3014(高タカ)拡大画像を見る
昭和61.3新製
2007年2月17日 高崎車両センター籠原派出所にて

モハ210-3043

長野地区転用車

写真は長野への転用車であるが、スカートが取り替えらたれ先頭車に比べて、外観上は帯色の変更が目立つ程度である。
モハ210-3039(長ナノ)拡大画像を見る
平成1.8新製→平成25.10 長野転用改造
2017年4月8日 上諏訪駅にて

クハ210-3025

クハ210-3001~3062

3000番代の偶数向制御車。便所付きで、定員132(座席55)名。便所の前の座席のみは2人掛けのクロスシートとなっている。
クハ210-3025(高タカ)拡大画像を見る
昭和63.3新製
2007年9月2日 高崎車両センター籠原派出所にて

クハ210-3044

2・4位側を示す。写真は房総地区への転用車。
クハ210-3044(千マリ)拡大画像を見る
平成1.9新製
2011年4月3日 銚子駅にて

クハ210-3022

スカート取替車(高崎地区)

高崎所属車の一部が改良型のスカートに取り替えられていた。
クハ210-3022(高タカ)拡大画像を見る
昭和61.6新製→平成22.8スカート取替
2012年3月4日 久喜駅にて

クハ210-3023

長野地区転用車

クモハ211形3000番代と同様に、長野地区転用車はスカートが強化型に取替えられた。写真は高崎からの転属車。
クハ210-3023(長ナノ)拡大画像を見る
昭和63.3新製→平成25.12 長野転用改造
2014年7月20日 信濃大町駅にて

サハ211-3028

サハ211-3001~3124

付随車。定員156(座席64)名。
サハ211-3028(高タカ)拡大画像を見る
昭和63.4新製→平成25.7廃車
2007年2月17日 高崎車両センター籠原派出所にて

サハ211-3028

1・3位側を示す。
サハ211-3110(千マリ)拡大画像を見る
平成2.8新製→平成24.6廃車
2007年5月19日 木更津駅にて

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