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205系通勤形直流電車|1000番代(JR西日本)


概説

 JR西日本が1988(昭和63)年に阪和線用として新製したグループで、4両編成5本計20両が日根野電車区に投入された。
 0番代量産車を基本としているが、JR西日本独自の設計変更が行われており、制御車前面窓ガラスの寸法が変更され、助士席側が下方に拡大、運転士側が狭窓になり、乗務員室後部の背面窓も拡大された。客室内では、腰掛幅が440mmに拡大されて居住性が向上した。また、0番代で戸袋部分に設けられていた主電動機冷却風取入口が廃止され、主電動機に取付けた風取カバーによる冷却方式に変更された。また、側面窓上には213系と同様に車外スピーカが設けられている。屋根上の通風器が減少し、冷房装置の前後1箇所ずつとなっている。
 阪和線用のため、帯色は東海道・山陽緩行線に投入された205系0番代と同様に、青24号となっている。
 現在も引き続き日根野に配置され、普通列車を中心とした運用に就いている。

モハ205-1005

モハ205-1001~1005

モハ204形1000番代とユニットを組む中間電動車で、主制御器・主抵抗器、パンタグラフを搭載する。台車はWDT50G、冷房装置はWAU75H、定員144(座席54)名。
モハ205-1005(大ヒネ)拡大画像を見る
1988.2新製
2005年7月17日 上野芝駅にて

モハ204-1004

モハ204-1001~1005

モハ204形1000番代の補助電源装置は0番代のMGからSIV(WSC23)に変更された。CP付で。
モハ204-1004(大ヒネ)拡大画像を見る
1988.2新製
2007年6月10日 上野芝駅にて

クハ205-1001~1005

1000番代の奇数向制御車で、天王寺寄に連結される。

クハ204-1005

クハ204-1001~1005

1000番代の偶数向制御車で、和歌山寄に連結される。台車はWTR235G。定員136(座席48)名。スカートは後年取り付けられたもの。
クハ204-1005(大ヒネ)拡大画像を見る
1988.2新製
2005年7月17日 上野芝駅にて

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