189系特急形直流電車|183系改造車
モハ189形1500番代(1516・1521・1548・1558)
1982~85(昭和57~60)年にモハ183形1000番代を189系のM車に改造したもので、番号は原番号+500となっており、上に掲げた4両が存在した。ユニットを組むモハ188-1500番代も同時に改造されている。改造内容は、横軽協調のための機器の追加がなされた程度。
2005(平成17)年までに全車廃車となって区分消滅した。
モハ189-1558(長モト)
モハ183-1058 1978.9新製→モハ189-1558 1982.12改造→2005.8廃車
1990年5月4日 甲府駅にて
モハ188形1500番代(1516・1521・1548・1558)
1982~85(昭和57~60)年にモハ182形1000番代を189系のM'車に改造したもので、番号は原番号+500となっている。2005(平成17)年までに全車廃車となって区分消滅した。
クハ189形1000番代(1015)
1982(昭和57)年11月ダイヤ改正に伴い、クハ183-1015を189系の奇数向き制御車に改造したもので、1両のみの存在。番号は原番号のままで、横軽協調のための機器の追加が行われている。2001(平成13)年に廃車となり区分消滅した。
クハ189-1015(長ナノ)
クハ183-1015 1975.9新製→クハ189-1015 1983.1改造→平成1312廃車
1988年7月22日 高崎駅にて
クハ189形1500番代(1516)
クハ189-1015と同時期にクハ183-1016を189系の偶数向き制御車に改造したもので、こちらも1両のみの存在。番号は原番号+500となっている。横軽協調のための機器の追加が行われ、クハ189-501~に準じた仕様となった。2009(平成21)年に廃車となり、区分消滅した。
クハ189-1516(長ナノ)
クハ183-1016 1975.9新製→クハ189-1516 1983.1改造→1991.11グレードアップ改造→2009.4廃車
1990年7月1日 高崎駅にて
1・3位側を示す。
クハ189-1516(長ナノ)
1990年5月3日 篠ノ井駅にて
1991(平成3)年にグレードアップ改造され、座席の交換、側窓の拡大、特急マークの撤去などが行われたが、晩年は国鉄特急色に戻され、波動用などに活躍した。
クハ189-1516(長ナノ)
2008年2月3日 木更津駅にて
サロ189形1100番代(1107・1117)
1982(昭和57)年11月ダイヤ改正に伴い、サロ183-1100番代を189系のグリーン車に改造したもので、横軽協調用機器が追加されている。なお、形式が変更されたのみで、番号はそのままとなっている。2002(平成14)年までに2両とも廃車となった。
サロ189-1107(長ナノ)
サロ183-1107 1975.9新製→サロ189-1107 1982.11改造→1997.10廃車
1990年7月1日 高崎駅にて
サロ189-1117(長ナノ)
サロ183-1117 1978.8新製→サロ189-1117 1983.2改造→2002.5廃車
1990年4月8日 横川駅にて
サロ189形1500番代(1505・1516)
1505はサロ183-1000番代(1005)を1985(昭和60)年に、1516はサロ183-1100番代(1116)を1982(昭和57)年に189系のグリーン車に改造したもの。種車が異なるため改造内容も異なり、1505は床下にCPを新設、1516はMGを撤去している。1997(平成9)年までに2両とも廃車となった。
サロ189-1505(長ナノ)
サロ183-1005 1975.9新製→サロ189-1505 1985.3改造→1996.8廃車
1990年2月25日 小諸駅にて