183系特急形直流電車|0番代


概説

 1972(昭和47)年7月の総武線東京地下駅開業、内房線・外房線の電化完成による、房総方面への電車特急新設に伴って新製された車両。それまでの特急列車のコンセプトと異なり、運転区間が比較的短い線区での運用となるため、普通車の側引戸を片側2ヵ所とし、先頭車は東京地下駅への乗入れと分割・併合を考慮して581・583系と同様に前面貫通形となった。地下乗入れ対策としては、A-A基準、ATCの搭載も行われている。低屋根構造、横軽対策もなされ、中央本線の「あずさ」にも使用された。
 JR東日本に継承され、国鉄時代と同様に幕張に配置されて房総特急に活躍していたが、後継形式の登場により廃車が進み、2005(平成17)年12月10日ダイヤ改正により定期特急運用を離脱し、2006(平成18)年までに全車廃車となった。

モハ183-1

モハ183-1~57

183系0番代のM車で、PS16Hパンタグラフを2基搭載。台車はDT32E、冷房装置はAU71A。定員は68名。
モハ183-1(千マリ)
昭和47.6新製→平成9.10廃車
1988年11月17日 佐倉駅にて

モハ182-2

モハ182-1~57

モハ183形とユニットを組んでいる。冷房装置はAU13EN。定員は68名。
モハ182-2(千マリ)
昭和47.6新製→平成9.10廃車
1990年5月12日 成田駅にて

クハ183-19

クハ183-1~39

183系0番代のTc車。前面貫通形で、ATC5形を搭載。MG、CP付きで、台車はTR69E。定員58名。
クハ183-19(千マリ)
昭和47.6新製→平成10.11廃車
1988年12月26日 佐倉駅にて

クハ183-11

クハ183形0番代の2・4位側を示す。前位寄出入口後部にATC機器室を有する。
クハ183-11(千マリ)拡大画像を見る
昭和47.7新製
2005年10月31日 滑河駅にて

クハ183-29

クハ183形の一部については1996・97(平成8・9)年に前面の愛称表示器がLED式に改造された。
クハ183-29(千マリ)拡大画像を見る
昭和48.9新製→平成17.11廃車
2003年9月7日 木更津駅にて 

サロ183-2

サロ183-1~19

183系0番代のグリーン車で、普通車と異なり、出入台は1ヵ所となっている。出入台の前位側は車販準備室、客室側は車掌室。定員48名。台車はクハと同様でTR69E。2000年12月ダイヤ改正で定期運用から外れた。
サロ183-2(千マリ)
昭和47.6新製→平成13.4廃車
1990年6月10日 佐倉駅にて