ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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115系近郊形直流電車|1000番代(改造車)


クモハ115-1527

クモハ115-1501~1566

短編成化に伴って、モハ115形1000番代を先頭車化改造したグループ。国鉄時代の1983~87(昭和58~62)年にクモハ115-1501~1551の51両が改造され、岡山・松本・長岡に配置された。民営化後も1987~92(昭和62~平成4)年にJR東日本でクモハ115-1552~1566が改造されて長岡・上沼垂・長野に配置された。種車の前位寄りに運転台ユニットを接合したもので、1位側の雪切室は乗務員室後部に移設された。転配属を経て民営化後はJR東日本、JR東海、JR西日本に承継された。
写真は長野地区に配置されたクモハ115-1527で、JR東日本の改造車は改造当初は冷房準備車のままであった。
クモハ115-1527(長ナノ)拡大画像を見る
モハ115-1012 1978.5新製→クモハ115-1527 1984.10改造→1997.10廃車(しなの鉄道へ譲渡)
1990年5月3日 軽井沢駅にて

クモハ115-1511

写真は岡山地区向けに改造されたクモハ115-1511。岡山地区向けは改造段階ですべて種車が冷房車であった。前位の通風器が2個である点がクモハ115形1000番代と異なる。後年、前面の行先表示器がLED化されている。
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モハ115-1085 1979.12新製→クモハ115-1511 1983.9改造
2002年7月17日 岡山駅にて 

クモハ115-1519

JR東日本リニューアル車。写真は新潟地区向け。台車が密封コロ軸受化されている。
クモハ115-1519(新ニイ)拡大画像を見る
モハ115-1016 1978.5新製→クモハ115-1519 1983.8改造
2013年9月1日 長岡駅にて

クモハ115-1517

JR西日本体質改善工事施工車(40N)。外観上は窓枠の交換、雨樋の撤去・張上げ屋根化、通風器の撤去などが行われ、客室内は転換クロスシートになった。写真はクモハ115-1506で、後年便所取付改造が進んだ中で便所なし、体質改善工事40N施工車は1501・1506・1513の3両のみである。2013(平成25)年3月に地域色の黄色化された。
クモハ115-1506(岡オカ)拡大画像を見る
モハ115-1043 1978.11新製→クモハ115-1506 1983.12改造→2001.2体質改善工事
2011年9月16日 庭瀬駅にて

クモハ115-1517

こちらも JR西日本体質改善工事施工車(40N)であるが、2001(平成13)年7月ダイヤ改正で山陰本線伯耆大山-西出雲間、伯備線新見-伯耆大山間で2両ワンマン運転を行うのに伴って、同年、体質改善工事と便所設置を行ったグループで、従来の3両編成からTc'を外してM'車を先頭車化改造した非貫通形のクモハ114形1000番代とユニットを組む。クモハ115-1503・1505・1508・1515~1518・1551が該当する。3位側に便所が新設されたが、床下スペースに余裕がないため、水タンクは客室内に設置されている。塗色は「カフェオレ色」と呼ばれた京阪神更新色から2011(平成23)年に地域色黄色化された。
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モハ115-1110 1982.2新製→クモハ115-1517 1984.2改造→2001.9体質改善工事
2022年6月26日 倉敷駅にて

クモハ115-1538

JR西日本体質改善工事施工車(40N)のクモハ115-1536。1999(平成11)年の舞鶴線電化に伴って2両編成のワンマン対応車5編成が用意され、Mc車についてはクモハ115-6510・6536~6539がモハ114形を先頭車化改造したクモハ114-6123・6106・6621・6625・6627とユニットを組んだ。このうち4編成が2008・09(平成20・21)年に下関に転属することになり、クモハ115-6536~6539が高速対応解除、自動解結装置撤去などを行って原番に復帰した。
体質改善工事については、舞鶴線電化対応改造時に行われ、4位側に便所設置を行っており、上掲の伯備線用車両とは外観が異なる。T11・T12編成のクモハ115-1536・1537が一時期写真のように広島更新色となったが、他の編成は京阪神更新色から地域色の黄色に変更された。
クモハ115-1536(広セキ)拡大画像を見る
モハ115-1045 1978.12新製→クモハ115-1536 1986.7改造→クモハ115-6536 1999.10(体質改善工事併施)→クモハ115-1536 2008.12改造
2010年5月26日 下関駅にて

クモハ115-1544

JR西日本体質改善工事施工車(30N)。113系と同様に2002(平成14)年度以降の体質改善工事は30Nに移行され、外観上は通風器の撤去が行われたものの、窓枠交換や雨樋の撤去は行われなかった。2017(平成29)年以降冷房装置のWAU709化が進められている。
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モハ115-1108 1982.1新製→クモハ115-1544 1986.9改造→2003.4体質改善工事→2021.6 冷房装置WAU709化
2013年9月1日 長岡駅にて

クモハ115-1663

クモハ115-1653・1659・1663・1711

JR西日本岡山地区における輸送効率化として、4両編成のA編成の一部を3両編成D編成とすることになった。そこで、モハ115-6553・1059・1063・1111を種車として2004(平成16)年に先頭車化改造したもので、番号については、高速化改造車のモハ115-6553については先頭車化に際して対応解除されて5500を引いて600をプラスし、元1000番代車は原番号に600をプラスしてクモハ115-1653・1659・1663・1711となった。
前面は切妻式の貫通形で、各ブロックをユニット構造とした低運転台となっている。また、ワンマン運転に対応するため、自動放送装置、EB・TE装置が取付けられたが、列車内での運賃収受は行わないため、運賃箱などは設置されていない。改造と同時に30N体質改善工事も行われ、客室内は転換クロスシートとなっている。定員124(座席48)名。
塗色は2010~12(平成22~24)年に地域色黄色化された。
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モハ115-1063 1979.1新製→クモハ115-1663 2004.9改造
2011年9月16日 庭瀬駅にて

クモハ114-1194

クモハ114-1098・1102・1117・1118・1173・1178・1194・1196

上述のとおり山陰本線伯耆大山-西出雲間、伯備線新見-伯耆大山間で2両ワンマン運転を行うのに伴って、2001(平成13)年にモハ114-1098・1102・1117・1118・1173・1178・1194・1196を先頭車化改造したグループで、改造コスト低減のため、新設運転台は非貫通形切妻構造となった。先頭車化と同時に体質改善工事40Nを施工している。塗色は2010・11(平成22・23)年に地域色黄色化された。
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モハ114-1194 1982.2新製→クモハ114-1194 2001.9改造
2009年11月22日 米子駅にて

クモハ114-1196

クモハ114-1196のみ、パンタグラフは1基搭載となっていたが、2017(平成29)年7月に前位側にもパンタグラフが増設されている。写真は1基搭載の頃のもの。
クモハ114-1196(岡オカ)拡大画像を見る
モハ114-1196 1982.2新製→クモハ114-1196 2001.9改造→2017.7パンタグラフ増設
2011年9月16日 庭瀬駅にて

クモハ114-1106

クモハ114-1106

上述のとおり、1999(平成11)年の舞鶴線電化に伴って2両編成のワンマン対応車5編成が用意され、M'c車についてはモハ114形を先頭車化改造したクモハ114-6123・6106・6621・6625・6627が登場した。このうち4編成が2008・09(平成20・21)年に下関に転属し、クモハ114-6106は高速対応解除、自動解結装置撤去などを行ってクモハ114-1106となった。T11・T12の2編成が一時期、写真のように広島更新色となって、その後地域色黄色に変更された。パンタグラフを2基搭載する。
クモハ114-1106(広セキ)拡大画像を見る
モハ114-1106 1978.12新製→クモハ114-6106 1999.10改造→クモハ114-1106 2008.12改造
2010年5月30日 下関駅にて

クモハ114-1513

クモハ114-1501~1520

モハ114形1000番代を先頭車化改造したグループで、新潟地区の短編成化に伴い1986・87(昭和61・62)年にモハ114-1085・1074・1060・1063・1084・1110を種車としてクモハ114-1501~1506が改造されて長岡に配置された後、民営化後にJR東日本ではモハ114-1016・1050・1049・1009・1181・1182・1179・1054・1066・1079・1088・1136・1056・1069を種車としてクモハ114-1507~1520が長野・新潟地区用として追加改造されて松本と長岡に配置された。
1507~1512・1514は2013(平成25)年に除籍されてしなの鉄道に譲渡、その他は2016(平成28)年までに廃車となってJRとしては区分消滅した。
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モハ114-1179 1981.7新製→クモハ114-1513 1988.3改造→2007.1廃車
1990年5月3日 上田駅にて

クモハ114-1501

新潟地区では1992~94(平成4~6)年にクモハ114-1501~1503・1515・1516・1519・1520の7両に便所が設置された。このほか、長野地区でも2000~2003(平成12~15)年にクモハ114-1506・1507・1509・1510(リニューアル車)と1512・1514の1位側に便所設置が行われたが、こちらは車椅子対応大型便所であり、戸袋窓を当て板で塞いでいて、パンタグラフも全車シングルアーム式に換装されており、新潟地区用とは異なっていた。
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モハ114-1085 1978.10新製→クモハ114-1501 1987.4改造→1993.11便所設置→2016.4廃車
2013年5月20日 吉田駅にて

クモハ114-1516

新潟地区のクモハ114-1504~1506・1516・1517は便所設置が行われず、便所付きの編成と組んで使用されていた。
クモハ114-1516(新ニイ)拡大画像を見る
モハ114-1079 1978.7新製→クモハ114-1516 1990.7改造→2016.8廃車
2013年9月1日 新津駅にて

クモハ114-1625

クモハ114-1621・1625・1627

クモハ114-1106と同様に舞鶴線電化開業用ワンマン2両編成を下関地区に再転用したもの。引き続き京阪神更新色のまま使用され、後に地域色黄色化された。
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モハ114-1125 1979.1新製→モハ114-6625 1992.7改造→クモハ114-6625 1999.8改造→クモハ114-1625 2009.4改造
クモハ114-1625 2001.9改造
2010年5月26日 下関駅にて

クハ115-1244

クハ115-1244~1249

便所付クハ115形1100番代の方転改造車のうち、番号を1000番代の追番としたグループ。まず国鉄時代の1984(昭和59)年3月に岡山地区用に鷹取工場でクハ115-1148を種車とするクハ115-124が登場した。
その後、JR東日本において、1991・92(平成3・4)年に新潟・長野地区用にクハ115-1142・1159・1144・1143・1158を新津車両所および長野工場で方転したクハ115-1245~1249が登場した。
写真は走行中のもの。
クハ115-1244(岡オカ)拡大画像を見る
クハ115-1148 1980.9新製→クハ115-1244 1984.3改造→2003.10体質改善工事(30N)
2022年6月26日 倉敷駅にて

クハ115-1247

写真はJR東日本で1991(平成3)年度に追加改造されたもののうちの1両。JR東日本の所属車は2016(平成28)年までに廃車となった。
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クハ115-1144 1980.9新製→クハ115-1247 1992.3改造→2016.9廃車
2011年8月16日 新津駅にて

クハ115-1401

クハ115-1401~1405

便所付クハ115形1100番代の方転改造車のうち、1986(昭和61)年に鷹取工場でクハ115-1145・1149・1154・1156・1157を種車として改造されたグループで、こちらはクハ115形1000番代の追番とはならずに、新区分の1400番代とされた。
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クハ115-1145 1980.4新製→クハ115-1401 1986.6改造 
2002年7月17日 岡山駅にて

クハ115-1403

各車ともJR西日本において体質改善工事(30N)が施工された。
なお、クハ115-1405のみ、切妻貫通形のクモハ115-1659を先頭とする3両編成の下関方に連結されており、運転室後部の窓が埋められている。
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クハ115-1154 1982.6新製→クハ115-1403 1986.7改造→2003.10体質改善工事(30N)
2011年9月16日 庭瀬駅にて

クハ115-1502

クハ115-1501~1513

サハ115形1000番代(1012・1014・1011・1013・1015・1017・1020・1026・1005・1018・1001・1027・1028)を奇数向き先頭車化改造したグループ。種車の前位に運転室ユニットが接合された。便所は取付けられていない。まず、国鉄時代の1983・84(昭和58・59)年に新潟地区用に1501・1502が新津車両管理所で改造された。続いて、1989~92(平成元~4)年にJR東日本において、新潟地区、東北・高崎線用にクハ115-1503~1513が新津車両管理所と大宮工場で改造された。
写真の1502と1503の2両は冷房化にあたり、AU75ではなく、AU712が搭載された。
2016(平成28)年までに全車廃車となって区分消滅した。
クハ115-1502(新ニイ)拡大画像を見る
サハ115-1014 1978.6新製→クハ115-1502 1984.1改造 
2013年11月13日 長岡駅にて

クハ115-1512

写真は小山から松本を経て長野に転属したクハ115-1512。冷房装置はAU75。リニューアル改造されて台車が密封コロ軸受化されている。
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サハ115-1027 1980.3新製→クハ115-1512 1992.1改造→2002.1リニューアル改造→2014.11廃車
2013年7月7日 高尾駅にて

クハ115-1601

クハ115-1601

新潟地区の短編成化に伴ってサハ115形1000番代を1983(昭和58)年に先頭車化(偶数向き)改造したもので、サハ115-1009を種車としてクハ115-1601の1両のみの存在であった。種車の後位に運転室ユニットが接合され、3位側に便所が設置された。クハ115形1000番代とは前後位の窓配置が異なる。2016(平成28)年に廃車となって区分消滅した。
クハ115-1601(新ニイ)拡大画像を見る
サハ115-1009 1978.6新製→クハ115-1601 1983.10改造→2016.8廃車
2013年7月28日 新津駅にて

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