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113系近郊形直流電車

 新性能電車における近郊形電車としては、交直流の401・421系が先陣として登場していたが、東海道本線東京口では2扉の湘南形80系や急行形の153系が運転されており、混雑による遅延が問題となっていた。  そこで交直流401・421系をベースとして直流近郊形電車が新製されることになり、1962(昭和37)年に111系電車が登場した。
 111系はMT46形主電動機を使用、その後出力アップしたMT54形主電動機が開発され、電動車は113系として新製されることになり、地下乗入れ用1000番代や、新製冷房車、湖西線用で耐寒・耐雪形となった700番代、シートピッチ改善車2000番代、700番代のシートピッチ改善車2700番代、1000番代のシートピッチ改善車1500番代などが新製され、圧倒的に両数が多いことから111系も含めて「113系」と総称されるようになった。グリーン車には急行形や特急形からの改造車があり、その他にも福知山線用の800番代、国鉄末期から現代に至るまでの先頭車化改造車、JR各社における改造車など、数多くの改造車が存在し、複雑なものとなっている。
 111系はJR四国に一部が残ったが、すでに全車廃車となり、113系についても活躍の場が狭くなっている。登場以来活躍してきた東海道本線東京口からは2006(平成18)年3月末までに姿を消す予定である。

東海道線111系

東海道線を行く111系

1984年3月27日 函南-三島間にて

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