HOME > 国鉄・JR形式写真館 > 107系通勤形直流電車

107系通勤形直流電車

0番代

 JR東日本では、日光線や両毛線などで165系急行形直流電車を使用していたが、デッキ付2扉車であるため混雑時に遅れの要因となっていた。また、165系は3両編成を基本としており、より運用に柔軟性を持たせた車両が望まれていた。
 そこで、165系の主要機器(台車、主電動機、冷房装置等)を流用し、3扉の車体を自社工場で新製したものが本系列である。改造ではなく新製扱いで、1988(昭和63)年に日光線用としてクモハ107(Mc)-クハ106(Tc')の2両編成8本計16両が新製された。
 車体は国鉄時代に地方ローカル線の近代化用に登場した105系に準じているが、一段下降窓の採用や、前照灯と尾灯が一体のケースに収められるなど印象が変わった。塗装はクリーム10号を基調に、緑14号で日光線の「N」を表す帯を配し、前位寄り雨樋下にはは赤1号の帯を巻いている。客室内はクハ106形の便所前の2人掛部分を除いてオールロングシートである。冷房装置はクモハ107形にAU79Aを1基、クハ106形にAU13Eを6基搭載している。パンタグラフはクモハ107形にPS16を1基搭載し、クモハ107-4〜は新製時から冬季の霜取用として前位寄りにもパンタグラフを追加、1〜3も後年増設された。
 また、分割・併合に備えて電気連結器を装備し、スカートと雪カキ器も取り付けられている。  主電動機は前述の通り、165系の廃車発生品のMT54BまたはMT54Dを使用、ブレーキ装置は165系の発生品に応荷重装置を追加した。台車も165系の発生品で、クモハ107形はDT32またはDT32B、クハ106形はTR69またはTR69Bとなっている。
 日光線のほか、一部は東北本線の列車にも充当されて活躍している。

100番代

 1988〜91(昭和63〜平成3)年に高崎以遠のローカル運用(信越本線・上越線・両毛線・吾妻線)用として2両編成19本計38両が新製された。  0番代と同様に165系の廃車発生品を使用し、耐雪ブレーキ装備、横軽対策の施工などが0番代と異なる。
 車体も0番代と同様であったが、1989(平成元)年に新製されたクモハ107-106〜・クハ106-106〜は戸袋窓を廃止し、扉間の窓を2個から3個に変更した。
 0番代と異なり、霜取用パンタグラフは装備していない。塗装はクリーム10号を基調に、緑14号帯、さらにピンクの帯を配している。

このページのトップへ