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1000形一般形気動車


概説

 JR四国の徳島・高知地区を中心とする非電化路線のローカル輸送用として、1990~98(平成2~10)に56両が新潟鐵工所で製造された。
 設計の基本方針として、高性能化(駆動機関高出力化と車両重量軽減)、2両ワンマン運転への対応、2000系の使用実績に基づいた装置、部品を採用した保守費の改善、汎用機器の採用と構造簡素化による車両費の低減が挙げられる。
 車体は軽量ステンレス構体で、両運転台、床面高さをレール面上1,180mmとして出入台のステップを廃止、投入線区のプラットホームは高さ920mmに改築して対応することとした。側出入口は両端が850mm幅の片開き扉、中央部はワンマン運転時に締切とする1,300mm幅の両開き扉である。客室内はクロスシートとロングシートを点対称に配置し、運転室はワンマン運転に対応するため半室として、運賃箱・運賃表示器・整理券発行器を設置している。定員151(座席70)名。冷房装置は屋根上に集中式のAU26形を2基設置し、冷房用に42PSの専用機関を有する。
 駆動機関はコマツ製SA6D125-H(400PS/2,100rpm)、液体変速機は変速1段、直結2段切換方式のDW14Cである。
 台車はS-DT57(動台車)、S-TR57(従台車)で、ブレーキ装置は電気指令式空気ブレーキを装備、キハ40系キハ58系との併結はできない。
 本形式には便所が設置されていなかったが、2000(平成12)年度より設置改造が開始された。まず2001(平成13)年2月に1002、続いて3月に1001が試験的に改造された。3位側に真空式の洋式便所が設置され、水タンクや汚物タンクは床下に設置スペースがないため床上設置とされた。また、側窓のうち1個がステンレス板で完全に塞がれ、もう1個はユニット構造の小窓が設けられた。その小窓部分の座席が中央向き2人掛けとなり、中央部の両開き扉の3位側戸袋部分のクロスシート1ボックスが撤去されて車椅子スペースとなっている。この結果、便所設置後の定員は143(座席58)名に変更された。試験設置された2両に続いて改造が進められている。
 2007・2008(平成19・20)年には側出入口を押しボタン開閉式とする改造が行われている。
 そして、本グループの後継車種である1500形一般形気動車の登場後、徳島運転所に所属する1000形の一部に対して、1500形との併結対応改造が行われることになった。2006(平成18)年に1056を種車として先行改造車が出場し、原番+200となり、1200形1256となった。2008(平成20)年には1229~ 1232、1235、1244~1255が改造された。これら18両はいずれも1000形の2次車以降のグループが種車である。
 2015(平成27)年4月1日現在、徳島に7両と高知に31両が在籍しており、高知の11両は便所未設置である。

1010

1001〜1056

2・4位側を示す。写真は便所設置改造車。
1010(四コチ)拡大画像を見る
平成2.3新製→平成16.12便所設置
2015年8月29日 多度津駅にて

1041

2・4位側を示す。便所設置改造車。後年、前面窓のHゴムは大半の車両が灰色のものに取り替えられた。高知所属車の一部はアンパンマンマンのキャラクターのステッカーを前面などに貼り付けている。
1041(四コチ)拡大画像を見る
平成4.2新製→平成12.1便所設置
2015年8月29日 多度津駅にて

1003

3・1位側を示す。便所設置部分は写真のように、窓1枚がステンレス板で完全に塞がれ、もう1枚は小窓付きとなっている。小窓部分はクロスシートの配置が変更されて中央向きの2人掛けとなったほか、中央扉の3位寄りは車椅子スペースとなった。
1003(四トク)拡大画像を見る
平成2.1新製→平成16.3便所設置
2015年8月30日 徳島駅にて

1003

1・3位側を示す。前面の貫通幌は徳島所属車は前位側、高知所属車は後位側に取付けられている。
1003(四トク)拡大画像を見る
2015年8月30日 徳島駅にて

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