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キハ45系近郊形気動車


概説

 1961(昭和36)年から新製されたキハ35系通勤形気動車は、3扉ロングシートでラッシュ時には威力を発揮したが、閑散線区や長距離での運用には不適であった。そこで一般形のキハ20系の後継系列として1966(昭和41)年より新製されたのがキハ45系近郊形気動車である。
 車体はキハ20系をベースとして、車体長が1300mm延長されて急行形並みの20,806mmとなった。前面はキハ58系に準じて曲面ガラスを採用、一般向け気動車としては初めて前照灯が2灯となり、行先表示器も取付けられている。シート幅、ピッチは近郊形電車と同一とされた。
 台車はDT22C・TR51B、機関はDMH17H、液体変速機はTC2AまたはDF115Aと、キハ58系と同様である。
 内地向け両運転台車のキハ23形、片運転台車キハ45形、内地向けで2台機関搭載の両運転台車キハ53形、北海道向け両運転台車キハ24形、片運転台車キハ46形の計5形式が製造された。
 内地向けは側面客用扉が両開きで、側窓は一般形気動車としては初めてのニ段上昇式のユニットサッシであるが、北海道向けは出入り台付きの片開き扉で、側窓は一段上昇式の二重窓である。
 1969(昭和44)年まで総数179両が新製されたにとどまったが、キハ45系のコンセプトはその後1977(昭和52)年より新製されたキハ47へと受け継がれた。

キハ23形0番代

 内地向け両運転台車で、1966~69(昭和41~44)年に33両が新製された。定員116(座席76)名。

キハ23 10

キハ23 1~33

4・2位側を示す。4位側に便所が設置されている。
キハ23 10(金トヤ)拡大画像を見る
昭和42.3新製→平成12.12廃車
1989年2月24日 富山駅にて

キハ23 31

1・3位側を示す。キハ23 23~は、暖地向けについては空気笛のシャッターが廃止された。
キハ23 31(広ヒロ)拡大画像を見る
昭和44.2新製→平成7.12廃車
1988年12月29日 三次駅にて

キハ23形500番代

 キハ23の寒地向け車両で、1967~69(昭和42~44)年に新製された。外観上は1~と同一であるが、機関、側引戸、床下機器などの保温対策がなされている。

キハ23 518

キハ23 1~33

キハ23 518(仙ココ)拡大画像を見る
昭和43.1新製 
1988年12月11日 小牛田運転区にて

キハ24形

 キハ45系の北海道向けの両運転台車両で、1967(昭和42)年に新製された。キハ22形と同様に客室窓は一段上昇式の二重窓となり、出入り台付きのためキハ23形とは外観が大きく異なっている。定員102(座席77)名。側引戸や床下機器の凍結防止対策も徹底して行われている。1995(平成7)年までに全車廃車となり、形式消滅した。

キハ24 8

キハ24 1~10

キハ24 8(釧クシ)拡大画像を見る
昭和42.4新製→平成6.11廃車
1987年6月13日 釧路運転所にて

キハ45形0番代

 内地向けの片運転台車両で、キハ45系ではこの区分が最も両数が多く、1966~68(昭和41~43)年に新製された。オハフ62形客車改造の初代キハ45形はキハ09に形式変更されている。32~36、42~61はいったん北海道に新製配置された後、本州に転属した。
 定員124(座席84)名。

キハ45 6

キハ45 1~74

キハ45 6(水ミト)拡大画像を見る
昭和41.10新製→平成3.12廃車
1989年9月17日 水戸駅にて

キハ45 14

2・4位側を示す。4位側に便所が設置されている。
キハ45 14(広ヒロ)拡大画像を見る
昭和42.2新製→平成4.3廃車
1988年12月29日 三次運転区にて

キハ45形500番代

 キハ23 501~と同様にキハ45形の寒地向け車両として、1967~69(昭和42~44)年に新製された。

キハ45 510

キハ45 501~522

キハ45 510(水ミト)拡大画像を見る
昭和43.12新製→平成3.7廃車
1989年9月17日 水戸駅にて

キハ45 518

2・4位側を示す。
キハ45 518(金トヤ)拡大画像を見る
昭和44.3新製→平成5.5廃車
1989年2月24日 高岡駅にて

キハ45形600番代

 簡易郵便荷物車として1969(昭和44)年に2両が新製されたものである。客室内は郵便荷物室として使用する前位寄半室分の座席が全てロングシートとなり、アコーディオン式カーテンによって仕切ることが可能となっていた。定員124(座席76)名。
 1993(平成5)年に2両とも廃車となり、区分消滅した。

キハ45 602

キハ45 601・602

キハ45 602(分オイ)拡大画像を見る
昭和44.3新製→平成5.3廃車
1986年3月7日 鳥栖駅にて

キハ46形

 北海道向けの片運転台車で、1966(昭和41)年に僅か6両のみが新製された。片運転台であるほかはキハ24形とほぼ同一仕様となっている。定員107(座席85)名。
 1992(平成4)年までに全車廃車となり、形式消滅した。

キハ46 1

キハ46 1~6

キハ46 1(札ナホ)拡大画像を見る 
昭和41.12新製→平成4.12廃車
1987年6月17日 札幌駅にて

キハ53形0番代

 1967・69(昭和42・44)年に新製されたキハ45系唯一の2機関付き車両で、両運転台形。床下に余裕がないため、水タンクを客室内に設置しており、その部分の窓がない。定員84(座席73)名。

キハ53 3

キハ53 1~9

キハ53 3(天カメ)拡大画像を見る
昭和42.3新製→平成12.3廃車
1989年1月14日 奈良駅にて

キハ53 5

キハ23形と同様に便所は4位側に設置されている。
キハ53 5(金ハマ)拡大画像を見る
昭和42.3新製→平成15.7廃車
2002年12月21日 敦賀駅にて

キハ53形100番代

 長大編成用に1968(昭和43)年に2両が新製されたもので、ブレーキ引通し回路の追加等急行形の長大編成用車両と同一仕様となった。新製以来鹿児島に配置されて運用されたが、1993(平成5)年に廃車となって区分消滅した。

キハ53 102

キハ53 101・102

キハ53 102(鹿カコ)拡大画像を見る
昭和43.12新製→平成5.3廃車
1988年12月31日 西鹿児島駅にて

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