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キハ58系急行形気動車|キロ28形・キロ58形

キロ28形0番代

 キハ58系の暖地向けグリーン車で、1961〜63(昭和36〜38)年に新製された。
 側窓は2窓1組のバランサー付き一段下降窓で、客室内はリクライニングシート。機関はDMH17Hを1台搭載し、台車はDT22A、TR51A、定員52名。
 当初、非冷房であったが、1968(昭和43)年度までに全車冷房改造され、発電装置には4DQ-11Pを採用、冷房装置はAU13を6基搭載している。なお、26・53・54・62・65の各車は1963・64(昭和38・39)年にバス用のBAU102冷房装置を床下に設置していたが、1968(昭和43)年度に量産化改造された。
 1・26・27・36・45・46・50・56・64・66・77・80の各車は1977〜82(昭和52〜57)年に4DQ-11P発電装置を4VK冷房用発電装置に換装する工事が行われ、番号は原番号+2000となった。
 9両が1980(昭和55)年に格下げされてキハ28 5001〜5009となったほか、16両が1978〜83(昭和53〜58)年にキユニ28形に、4両が1979〜81(昭和54〜56)年にキニ28形に改造された。
 他車への改造や廃車により、1987(昭和62)年までに区分消滅した。

キロ28 2080

キロ28 1〜85

キロ28 2080(福フチ)
キロ28 80 昭和38.1新製→キロ28 2080 昭和55.12 4VK取付改造→昭和62.2廃車
1988年10月22日 西舞鶴駅にて

キロ28形100番代

 1963〜66(昭和38〜41)年に新製された長大編成対応車で、引通し線の電圧降下、制御電流の容量制限、ブレーキ作動時間の遅延に対する改善がなされている。
 101〜108は非冷房車として新製されたが、109〜138・145・146・153・154は冷房準備車として新製されている。109・110は試作冷房車としてAU12形冷房装置を搭載し、換気は強制通風方式によるため、屋根上の通風器は廃止された。(後にAU13に換装) その他の非冷房車・冷房準備車は1968(昭和43)年度までに全車冷房化されたが、非冷房で新製された101〜108については客室の換気装置が強制通風方式ではないため、屋根上に押込式通風器を6個取り付けている。
 139〜204は新製時より冷房車となり(145・146・153・154を除く)、AU13形冷房装置を6基搭載し、発電装置として4DQ-11P発電装置を取付けた。
 その後、102・103・107・112・122・125・126・128・130・137・139・140・147〜152・158〜163・166・167・171・173〜175・177・182〜184・186〜197・201・203・204の各車については1976〜82(昭和51〜57)年に4DQ-11P発電装置を4VK冷房用発電装置に換装する工事が行われ、番号は原番号+2000となった。
 その他、キロハ28形0番代に1両、キハ28形5000番代に9両、キハ28形5200番代に13両、キユニ28形に11両、キニ28形に1両、キロ28形6000番代に1両が改造されている。
 他車への改造や廃車により、1991(平成3)年までに区分消滅した。

キロ28 164

キロ28 101〜204

キロ28 164(秋アキ)
昭和40.10新製→昭和61.3廃車
1988年11月13日 土崎工場にて

キロ28 169

キロ28形(台車振替車)

1969(昭和44)年度にキハ81系の台車(DT27・TR67)をDT31B、TR68Aに換装する工事が行われ、発生した空気バネ台車のDT27・TR67を急行形気動車に転用することになった。さらに、これにより発生したDT22・TR51はキハ20・25に転用された。DT27系への振替はキロ26、キロ28、キハ28、キハ58などの中から26両が改造されたようだが、全貌は不明。写真のキロ28 169もその1両である。
キロ28 169(秋アキ)
昭和40.10新製→昭和61.3廃車
1988年11月13日 土崎工場にて

キロ28 2130

写真は冷房改造の上、ユニット窓に改造されたタイプを示す。
キロ28 2130(福フチ)
昭和39.2新製→昭和62.7廃車
1988年3月3日 後藤車両所にて

キロ28形300番代

 1968(昭和43)年より新製されたグループ。当初より冷房付となり、301〜308は4VK冷房用発電装置搭載準備車、2309〜2314は新製時より搭載済みで、車体断面形状をキハ65形に合わせたものに変更し、雨樋の位置が下げられた。また、便所と化粧室の位置が逆になり、3位側を化粧室、4位側を便所とし、出入台の外側に設けた。
 3両がキハ28形5200番代に改造されている。
 2005(平成17)年3月31日現在、JR東海に継承された2303のみ車籍が残っている。

キロ28 2304

キロ28 301〜308

キロ28 2304(福トカ)
キロ28 304 昭和43.6新製→キロ28 2304 昭和54.12改造→平成1.3廃車
1989年1月3日 豊岡機関区にて

キロ28 2309〜2314

モデルチェンジ車で、屋根高さが変更されている。

キロ28形500番代

 1968(昭和43)年に新製されたグループのうち、寒地向けタイプ。501〜507は4VK冷房用発電装置搭載準備車、2508〜2518は新製時より搭載済みで、キロ28 2309〜2314と同様に便・洗面所は車端部に設置され、屋根が低くなるなど車体構造も変更された。
 キユニ28形に1両、キハ28形5200番代に1両、キロハ28形100番代に4両、キロ28形6000番代に1両、キロ29形550番代に1両が改造されている。
 1997(平成9)年までに区分消滅した。

キロ28 504

キロ28 501〜507

キロ28 504(秋アキ)
昭和43.5新製→昭和61.3廃車
1988年11月13日 土崎工場にて

キロ28 2512

キロ28 2508〜2518

キロ28 2512(福フチ)
昭和44.4新製→平成9.7廃車
1989年1月3日 豊岡駅にて

キロ28形6000番代

 急行「たかやま」用としてキロ28 2510・2162を1991(平成3)年に鷹取工場で改造したものである。種車の違いにより外観が異なり、6001は雨樋が低いタイプ、6002は側窓がユニット窓化されたタイプであった。座席モケットの張替え、内装を一新するなどのアコモデーション改良がなされた。
 急行「たかやま」の廃止に伴って2000(平成12)年までに廃車となり、区分消滅した。 

キロ28 6001

キロ28 6001・6002

キロ28 6001(京キト)
キロ28 2510 昭和43.4新製→キロ28 6001 平成3.1改造→平成12.3廃車
1999年9月3日 高山駅にて

キロ58形

 中央東線の急行「アルプス」用として、キロ28形をベースとして2機関搭載としたもので、1963(昭和38)年に8両が新製された。機関はDMH17Hを2台搭載し、台車はDT22C。定員52名。
 3両がキニ58形に改造されたが、残りは1979(昭和54)年に廃車となって形式消滅した。

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