ITRENINET 鉄道車両形式写真集

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キハ58系特急形気動車|キハ56形


0番代

 北海道用の2機関搭載車で、キハ27形と同様に耐寒・耐雪構造が強化され、側窓は二重窓となり、大きさが縦100mmほど小さくなっている。また、機関・変速機オオイの取付け、空気笛へのシャッター取付けなどがなされている。機関はDMH17Hを2台搭載、台車はDT22A(TR51A)で、定員84名となっている。
 キハ56 1~47は、1961・62(昭和36・37)年に新製されたものである。14・15・19・40・47・38は1986(昭和61)年に両運転台化改造されてキハ53 501~505・510となり、その他の車両は1987(昭和62)年までに廃車となって区分消滅した。

キハ56 6

キハ56 1~47

キハ56 6(釧クシ)拡大画像を見る
1961.9新製→1986.12廃車
1988年9月--日 釧路運転所にて

キハ56 23

写真は2・4位側を示す。
キハ56 23(札ナホ)拡大画像を見る
1961.10新製→1987.3廃車
1987年6月17日 北海道鉄道記念館(現小樽市総合博物館)にて

100番代

 キハ56 101~151は1963~67(昭和38~42)年に新製された長大編成対応車で、在来車における引通し線の電圧降下、制御電流の容量制限、ブレーキ作動時間の遅延といった問題に対する改善を図った。121~は出入台にも通風器を新設するなどの変更がなされている。134・135は1984(昭和59)年に和式気動車キロ59 1・2に改造、113・120・121・139は1986(昭和61)年にキハ53 506・507・508・509に改造、124・145は1990(平成2)年に和式気動車キハ56 551・552に改造された。その他は2000(平成12)年までに廃車となり、区分消滅した。

キハ56 118

キハ56 101~151

長大編成対応車。
キハ56 118(旭アサ)拡大画像を見る
1965.5新製→1994.7廃車
1987年6月12日 旭川駅にて

200番代

 キハ56 201~214は1968(昭和43)年に新製されたモデルチェンジ車で、キハ27 201~と同様に前面窓が曲面ガラス(パノラミックウィンドウ)となり、スカートが取付けられている。冷房準備工事も行われているが、未改造に終わった。201・209・212は1985・86(昭和60・61)年に欧風気動車「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」キハ59 1・2・101に改造された。その他は2001(平成13)年までに廃車となり、区分消滅(キハ56形は形式消滅)している。

キハ56 213

キハ56 201~214

キハ56 213は一時期ジョイフルトレインの「アルファコンチネンタルエクスプレス」増結用として塗色変更された。
キハ56 213(札ナホ)拡大画像を見る
1968.9新製→2001.3廃車
1987年6月17日 小樽駅にて

キハ56 201~214

550番代

 JR北海道において1990(平成2)年にキハ56 124・145を種車として、お座敷車に改造したもの。

キハ56 551・552

 上述の通りお座敷車化改造車で、2001(平成13)年に2両とも廃車となって区分消滅した。

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