キハ183系特急形気動車|0番代改造車
キハ183-101~104
キハ184-1・3~5を1984・85(昭和59・60)年に先頭車化改造したもので、種車の後位側に前面貫通形の運転台ユニットを接合した。定員40名。塗装は当初キハ183形0番代に準じた塗り分けであったが、すぐに写真のようなキハ82形タイプに変更された。
キハ183-102(札サウ)
キハ184-4 1981.8新製→キハ183-102 1984.12改造
1987年6月13日 釧路駅にて
キハ183-207~215
キハ183形0番代の機関をN-DMF13HZC(420PS/2000rpm)に換装して出力増強を図ったもので、1992~94(平成4~6)年に改造された。番号は原番号+200となった。207~215は車販準備室付きである。
キハ183-214(札サウ)
キハ183-14 1982.9新製→キハ183-214 1993.11改造
2006年7月17日 岩見沢駅にて
キハ183-217~220
本グループも上記と同様の出力増強車であるが、車掌室付きとなっている。出入台横の小窓により、上記の207~215と識別できる。1993・94(平成5・6)年に改造された。
キハ183-218(札サウ)
キハ183-18 1982.8新製→キハ183-214 1993.9改造
2006年7月17日 岩見沢駅にて
キハ182-36~38
急行「宗谷」用に使用されていたキハ400形をお座敷車両の種車として供出するため、キハ182形に電源装置設置改造を行ってキハ400形に組み込むことになり、1997(平成9)年に3両が改造された。16名分の座席を撤去して電源装置を設置、したがって定員は52名になった。外観上は写真のように電源装置部分の窓が塞がれてルーバー等が設けられたため、異彩を放っていた。その他、ジャンパ栓の新設やキハ400形に合わせた塗色変更もなされたが、番号は変更されていない。急行「宗谷」の特急格上げに伴い、2003(平成15)年までに全車廃車となった。
キハ182-37(札サウ)
1982.5新製→1997.11急行宗谷転用改造→2002.9廃車
2002年9月21日 五稜郭車両所にて
キハ182-106~108
特急「おおぞら」における増解結の効率化を図るため、キハ182形0番代の前位側に回送用の運転台を取付けたもので、1996・97(平成8・9)年に3両が改造された。番号は原番号+100となっている。定員60名。2008(平成20)年に3両とも廃車になり、区分消滅した。
キハ182-108(釧クシ)
キハ182-8 1981.9新製→キハ182-108 1996.12改造→2008.3廃車
キハ182-224~227
特急「とかち」用に出力を増強したグループで、駆動機関をDMF18HZ(600PS)に、変速機をN-DW17に換装した。1994(平成6)年に4両が改造され、番号は原番号+200となった。2008(平成20)年に全車廃車となって区分消滅。
キハ182-226(札サウ)
キハ182-26 1982.6→キハ182-226 1994.4改造→2008.3廃車
2006年7月16日 苗穂駅にて
キロハ182-2~4・6・10
グリーン車の利用率の低い特急「オホーツク」用にキロ182形0番代を半室普通車化したもので、 1996(平成8)年に5両が改造された。番号は原番号を踏襲している。グリーン室座席は1+2の3列(定員21名)となり、車販準備室を撤去して16名分の普通室を設けている。
キロハ182-2(札サウ)
キロ182-2 1981.9新製→キロハ182-2 1996.9改造
2006年7月17日 岩見沢駅にて
4・2位側を示す。
キロハ182-6(札サウ)
キロ182-6 1982.5新製→キロハ182-6 1996.7改造
2006年7月17日 岩見沢駅にて