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キハ183系特急形気動車|0番代


概説

 キハ183系の量産車グループで、1981~83(昭和56~58)年にキハ183-1~20、キハ182-1~48、キハ184-1~11、キロ182-1~10の89両が新製された。
 機関は試作車と同様でキハ183・キハ184にDMF15HSA(220PS/1,600rpm)を、キハ182・キロ182にはDML30HSI(440PS/1,600rpm)を搭載し、台車は試作車のものから改良されたDT47A、DT48A、TR239Aとなった。そのほか、試作車との相違点としては、キロ182形の車販準備室拡大に伴う定員変更(40→32名)、キハ184形の便・洗面所廃止による定員増(44→52名)、781系特急形交流電車と同様に非常窓の廃止などが挙げられる。冷房装置は集中式のAU79を各車とも屋根上に1基搭載している。
 1985(昭和60)年からは最高速度を100km/hから110km/hとするため、機関をキハ183・キハ184においては250PSに、キハ182・キロ182においては500PSに増強した。
 1986(昭和61)年からの増備はキハ183系500番代に移行されている。
 現在は改造や廃車により、オリジナルグループとして残っているものは少なくなっている。

キハ183-15

キハ183-1~20

先頭車。定員40名。台車はDT47A・TR233A。
キハ183-7~15・17~20は1992~94(平成4~6)年にキハ183-207~215・217~220に改造された。
キハ183-15(札サウ)拡大画像を見る
1982.5新製→キハ183-215 1994.4改造
1987年6月12日 札幌駅にて

キハ183-16

0番代については、廃車が進み、2012(平成24)年4月1日現在では「旭山動物園号」の3・4しか残っていない。
キハ183-15(札サウ)
キハ183-16(札サウ)拡大画像を見る
1982.5新製→2008.9廃車
2006年7月17日 岩見沢駅にて

キハ182-4

キハ182-1~48

中間車で、定員68名。台車はDT48A、TR233A。
キハ182-24~227は1994(平成6)年にキハ182-224~227に、キハ182-6~8は1996・97(平成8・9)年にキハ182-106~108に改造された。
キハ182-4(釧クシ)拡大画像を見る
1981.8新製→2010.3廃車
2006年7月16日 苗穂駅にて

キハ184-7

キハ184-1~11

電源装置付きの中間車で、側面のルーバーが特徴。台車はDT47A、TR233A。定員52名。キハ184-1・3~5は1984・85(昭和59・60)年にキハ183-101~104に改造された。残りの車両も2008(平成20)年までに廃車となって形式消滅した。
キハ184-7(札サウ)
1982.8新製→2008.3廃車
2006年7月19日 札幌運転所にて

キロ182-2

キロ182-1~10

グリーン車。前位寄りに車販準備室を設置し、出入台は中央寄りに設けられている。台車はDT48A、TR233A。定員32名。
キロ182-2~4・6・10は1996(平成8)年にキロハ182-2・~4・6・10に改造された。
キロ182-2(札サウ)
1981.9新製→キロハ182-2 1996.9改造
1987年6月12日 札幌駅にて   

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